持病があっても入れる保険の注意点

持病がある方が入れる保険の注意点

持病がある方にとっては現時点で健康な方に比べて入院する確率が高いと思うのは当然。だから保険に入れると保障してもらえると思う気持ちが強く、入れたら「ラッキー」という思いになるのではないでしょうか?

 

 

保険会社は、「入れます」と入れる事を強調していますよね !

保険に入る価値、メリットがあるのかを確認しなければなりません。

 

 

保険に入る価値とは

病院に支払う医療費より保険会社に支払う保険料のほうがはるかに少ない負担で病院に支払う医療費を補えるからです。

 

 

病院に支払う医療費は 

高額療養費助成制度で1ヶ月に負担する上限が決められています。

医療費の支払いは、現状(健康、持病がある、通院中、入院中)に関係ありません。

現状の健康状態に関係なく受けた治療費に対して負担する額です。

 

 

健康な方が入れる医療保険でも、加入するメリットがある保険は多くない

短期入院を保障するタイプ、例えば1入院60日、120日などの保障では補う医療費が少額なので保険料負担のほうが多くなり加入メリットがありません。

 

持病がある保険の保険料は健康な方が入れる保険より割り増しされているため、さらに加入メリットがありません。

 

 

加入する前から入って損することが明白な保険です。

 

「入れる」ことを主張しているだけで、入れてもメリットにならなければ意味がありません。

 

 

現状の医療費負担額と保険料から

65歳以上の高齢者、持病がある方にとってメリットのある入院保障の保険は皆無です。

それらの保険に入るのであれば、その分を預金しておいて実費を支払うほうが堅実です。

 

 

また、年金を受給されていたら、保険に入る必要はないと思います。

保障は働かないと医療費を支払えない時期に必要ですが、働かなくても収入があるのにその収入から支払える限度が設定されていますから保険に入らなくても良いのです。